治療より“予防”のために歯医者へ行こう!
これまで歯科医院には「歯が痛くなったら行くところ」というイメージがありましたが、最近では「歯の健康を保つために行くところ」という考え方が広まってきています。
治療のためであっても、歯を削ったりしつこい歯石を取ったりといった行為は多少なりとも歯にダメージを与えてしまうもの。
最初から虫歯や歯周病などにならないよう予防することが、口腔内を健康に保つためにとても大切なのです。
- 時間や費用の負担が減る!
- 口臭予防につながる!
- 早期発見で簡単な処置で済む!
病気になってから治療を受けるより、定期的に予防ケアを受けるほうが、時間的にも費用的にも節約につながります。
また、プラークや歯石を取り除くことによって口臭予防にもつながります。
そして、万が一病気になっていたとしても、早期に発見できれば簡単な処置で治療が可能。
「気付けば虫歯や歯周病が進行していた……」なんていうことにならないように、お気軽に予防歯科をご利用ください。
歯には「食べ物を噛む」「発音を助ける」「美しい表情をつくる」などの役割があります。食べ物を噛むことは、当たり前すぎてあまり意識することはありませんが、この機能のおかげで栄養をしっかり摂取でき、健康な身体を維持できるのです。
歯ごたえなどを楽しみながら食べ物を味わうことも食事の楽しみの一つですよね。
また、前歯にすきまがあったり、ひどい出っ歯があったりする場合は、空気がもれて正確な発音ができません。美しい表情も、きれいな歯ならびがポイントです。
進行段階 | 症状 | 治療法 |
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患者様お一人ひとりのお口の状態に合わせて注意すべきブラッシング時のクセやみがきにくい箇所、歯や歯ぐきへの歯ブラシのあて方、動かし方などを含めた適切なブラッシング方法を指導します。 また、歯ブラシなどのデンタルケアグッズの選び方もアドバイスいたします。 |
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専用機器を用いた歯のクリーニングです。 普段のセルフケアでは落としきれない歯と歯の間、歯と歯ぐきの溝(歯周ポケット)などに溜まったプラークや歯石などの汚れを徹底的に除去し、虫歯や歯周病を予防します。 軽度の着色の除去や口臭予防にも効果があります。 |
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歯質を強化するはたらきを持つフッ素を歯に直接塗布することで、虫歯菌の出す酸に対する抵抗力を高め、虫歯になりにくい歯にします。 また、フッ素には再石灰化を促すはたらきもあるため、ごく初期の虫歯なら治癒が期待できます。 定期的に行うと虫歯予防に効果的です。 |
当院には、18歳以上の、成人を対象にした「ウェルカムクラブ」という予防プログラムがあります。口腔内環境を改善し、健康的な状態を維持するため、各種検査やフッ素塗布、クリーニング、トリートメント、また食生活指導などでサポートします。
ご自宅でのブラッシングと並行して、ウェルカムクラブをご利用ください。
欧米では70~90%の人が、歯科医院を予防のために利用しているほど、「治療より予防」という考えが浸透しています。
80歳の時点で残っている歯の数の平均は、日本で5~6本、歯科先進国であるアメリカでは約18本と、大きな違いがあります。
予防ケアを適切に行ったかどうかは、将来残る歯の数にも大きな影響を与えるのです。いつまでもご自身の歯でおいしく食事ができるように、どうぞ当院の予防歯科を活用してください。